
外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、雨風や紫外線から家を守る重要なメンテナンス作業です。しかし、実際にどのような流れで工事が進むのか、よく分からないという方も多いのではないでしょうか?
このコラムでは、外壁塗装の基本的な工程をわかりやすく解説します!
① 事前準備(近隣へのあいさつ・打ち合わせ)
塗装工事が始まる前に、工事内容やスケジュールについて業者と打ち合わせを行います。また、塗料のにおいや足場の設置などで近隣に迷惑をかける可能性があるため、事前にあいさつをしておくと安心です。
② 足場の設置&飛散防止シートの設置
安全に作業を行うために、まずは足場を設置します。そして、塗料が周囲に飛び散らないように「飛散防止シート」を張ります。
③ 高圧洗浄で外壁の汚れを落とす
外壁にはホコリやカビ、コケなどの汚れが付着しています。これらを落とさないまま塗装すると、塗料がうまく密着せず、剥がれの原因になります。そのため、高圧洗浄機を使ってしっかりと洗い流します。
④ 下地処理(ひび割れ補修・シーリング作業)
外壁にひび割れ(クラック)や隙間がある場合は、補修作業を行います。特に、目地(板間目地シーリング)部分には「シーリング」というゴム状の材料を充填し、雨水の侵入を防ぎます。
⑤ 養生(ビニール張り作業)
塗装をしない部分(窓・玄関ドア・エアコンの室外機など)をビニールシートやマスキングテープで覆い、塗料が付かないようにします。
⑥ 下塗り(プライマー・シーラー塗布)
下塗りは、外壁と塗料をしっかり密着させるための重要な工程です。プライマーやシーラーといった下塗り材を塗ることで、塗料の剥がれを防ぎ、耐久性を向上させます。
⑦ 中塗り・上塗り(仕上げ塗装)
本番の塗装工程です。希望の色の塗料を塗り、しっかりと乾燥させた後、もう一度重ね塗りを行います。2回塗ることで、色ムラをなくし、耐久性を向上させます。
⑧ 最終確認&仕上げ(点検・補修)
塗装が終わったら、仕上がりを確認します。ムラや塗り残しがあれば補修・手直しを行い、問題がなければ完了です。
⑨ 足場解体&清掃・引き渡し
最後に足場を解体し、周囲をしっかり清掃。お客様と一緒に最終確認をして、問題がなければ工事完了となります!
外壁塗装の工期はどれくらい?
一般的な住宅(30坪程度)であれば、工事期間は 約2週間~3週間 が目安です。天候の影響を受けることもあるため、余裕を持ったスケジュールを考えておきましょう。
さいごに。。。
外壁塗装は、「洗浄 → 下地処理 → 塗装 → 仕上げ」 という流れで進みます。適切な工程を踏むことで、美しい仕上がりと長持ちする外壁が実現できます。
外壁の劣化が気になったら、専門業者に相談してみましょう!定期的な塗装メンテナンスで、大切な家を長持ちさせてくださいね♪